2020年度の活動予定
東海大学ESD塾
秦野市立大根中学校生徒を対象とした東海大学の学生ボランティアによる学びの場です。
どんなことをやるの?
ESD(持続可能な開発のための教育/Education for Sustainable Development、「イー・エス・ディー」と読みます)とは、現代社会が直面するさまざまな課題を解決しこれからの社会を創るちからを育む、新しい教育。
東海大学ESD塾は、教育学などを専門とする東海大学教員のもと、大学生有志が中学生をサポートし、一緒に学び、過ごす自由な居場所です。
活動の柱は教科学習と参加体験プログラム。
社会を創るちからを「認知スキル」と「非認知スキル」の二つの観点から育むことを目指しています。
参加できるのは秦野市立大根中学校の生徒です。教科学習支援や参加体験プログラムを担当する大学生ボランティアは随時募集しています。
東海大学指導教員
東海大学現代教養センター 二ノ宮リムさち、高梨宏子
東海大学課程資格教育センター 古里貴士
ESDや非認知スキルに関する説明や、設立(2018年1月)から2018年度までの活動概要については、こちらからご覧ください。
学習支援活動
東海大学ESD塾では、「学校の授業でやっている内容の理解を深めたい」、「学校の宿題をやり終えたい」、「前にならった苦手なところをもう一度やり直したい」など、生徒自身が身につけたいこと、学びたいことを大事にしながら、英・国・数を中心に、一人ひとりのペースに即して、学習をサポートします。学習支援に取り組んでいるのは、教職課程や社会教育主事課程で学んでいる学生ボランティアです。
また、東海大学ESD塾では、教科内容について学ぶだけでなく、学び方について学生ボランティアがアドバイスを行ったり、進路のことや日常生活のことについて語りあったりしています。親・教師と生徒との間の「タテの関係」とは異なる、学生ボランティアと生徒の間の「ナナメの関係」の中で、生徒たちが思ったことや感じたことを語ることができる居場所であることを大事にしながら、学習支援に取り組んでいます。
参加体験プログラム
さまざまなグループワーク、ゲーム、ディスカッションなどに参加しながら、社会を創るちからを体験的に身につける活動です。教員の指導のもと、東海大学の学生が、中学生が楽しく参加できる20分程度の短いプログラムを企画し、試行と改善を重ねた上で、ESD塾で提供します。
誰もが安心して暮らすことのできる持続可能な社会を創っていくためには、子どももおとなも一人ひとりが自由に考え学びながら、他とつながり、社会を創る一員として尊重し・され、関心や気づきを行動に移していくことが必要です。東海大学ESD塾では、生徒のみなさんが、自由に発想し、意見を表し、他者と尊重しあい、持続可能な未来へ向けて行動していくちからを、この参加体験プログラムで育みます。
2018年度は「防災」、2019年度からは「対話のちから」をテーマとしています。
大学生ボランティアの声
中学生たちとコミュニケーションをとりながら、学校の課題や、苦手な分野の学習などを取り組むことがとても楽しいです。試行錯誤をし、子どもたちが「分かった」と思ってくれた時はとても嬉しく思います。中学生にとってはもちろん、大学生にとっても居場所となるような、とても良い環境だと感じています。
文学部歴史学科日本史専攻
暖かい雰囲気でゆるっとした塾なので、勉強を教えながらも中学生と雑談をしたりお菓子を食べたりと楽しく過ごしています!そんな中でもたくさんの気づきや学びがあり、教員志望の自分にとっては最高の学び場です。
医学部看護学科
勉強を教えると同時に、生徒の嬉しかった事や、悩み事などについての相談を聞く「大学生のお友達」としてESDに参加しています。勉強が得意な人は勿論、苦手な人も、充実した活動内容になると僕は思います。
文学部日本文学科
ESDの活動が始まった時から在籍しています。1人1人に合った教え方、接し方を日々模索していく毎日でした。回を追うごとに良い点、直した方がいい点を見つけ、変えていくことは変え、維持することを維持する。1年ごとに同じことをしているように見えて中身は全く違いました。 中学生の居場所を作りながら自分のことも見返せる活動だと思います。
文学部歴史学科
大学生になると中学生と関わる事がないので、色々な考え方、物の見方を本塾を通して知ることが出来、面白い経験になっています。普通の塾と違いそれぞれの素の部分を見られ、互いに緊張した状態で時間を過ごすような事も無く進められるのが良いです。
文学部文芸創作学科
中学生達の勉強に対する姿勢や生活をみて、忘れていた子供らしさを思い出したと思う。
教職の予行練習になるので、これからも続けていきたい。
文学部歴史学科
このウェブサイトは「2019年度東海大学連合後援会研究助成金(地域連携部門)」の助成を受けて作成されました。